专利摘要:
本発明は、変速機用として意されたギヤシフト装置1であって、少なくとも2つの変速ゲート3、4において種々のシフト位置P、R、N、Dを選択でき、かつ前記変速ゲートのうちの1つと少なくとも1つの別の変速ゲートとの間を移動することができるような態様で動かすことができる選択レバー2を備えており、さらに前記変速ゲートのうちの1つに関して、前記シフト位置のうちの1つから別のシフト位置への移動のための選択レバーの移動経路を遮るために使用される、少なくとも1つのロック5を備えているギヤシフト装置に関する。本発明によれば、少なくとも1つのロック部材10が、選択レバーへと機械的に接続され、ロック部材によってシフトロック5を有効および/または無効にすることができ、遮るべき変速ゲートに関して、ロック部材を選択レバーの移動経路へと出し入れすることができる。
公开号:JP2011514864A
申请号:JP2010550097
申请日:2009-06-18
公开日:2011-05-12
发明作者:ウルフギャング ペッツォルト,
申请人:イーシーエス エンジニアード コントロール システムズ アクチエンゲゼルシャフト;
IPC主号:B60K20-02
专利说明:

[0001] 本発明は、変速機用として意図されたギヤシフト装置であって、種々のシフト位置を少なくとも2つの変速ゲートにおいて選択でき、かつ前記変速ゲートのうちの1つと少なくとも1つの別の変速ゲートとの間を移動することができるような態様で動かすことができる、選択レバーを備えているギヤシフト装置に関する。さらに、ギヤシフト装置は、前記シフト位置のうちの1つから前記シフト位置のうちの別の1つへの移動のための前記選択レバーの前記変速ゲートのうちの1つにおける移動経路を遮るために使用される、少なくとも1つのロックを備えている。さらに、本発明は、そのようなギヤシフト装置を備える変速機、特に自動変速機に関する。]
背景技術

[0002] 上述の種類のギヤシフト装置は、独国特許出願公開第1,024,9074A1号から知られており、追加の手動変速機能を呈している自動変速機の変速に役立つ。従来技術のギヤシフト装置によれば、「P」、「R」、「N」、「D」などといった種々の自動変速可能な駆動位置を、選択レバーを第1の変速ゲートへと枢動させることによってあらかじめ選択することができる。選択レバーを、横ゲートによって第1の変速ゲートから第2の変速ゲートへと移動させることができ、第2の変速ゲートにおいて、個々の手動変速可能なギヤをあらかじめ選択することができる。第2の変速ゲートの手動変速可能なギヤを、選択レバーを2つの反対の方向(例えば、走行方向および走行方向の反対方向)に枢動させることによって変速する。この動作は、単に選択レバーを軽く押すことによって行われ、いわゆるプラスセンサおよびマイナスセンサが応答し、手動変速ギヤのシフトアップまたはシフトダウンを開始させる。]
[0003] 安全上の理由のため、従来技術のギヤシフト装置は、操作部材を操作することによって打ち消すことができるロックによって、第1の変速ゲートにおける特定の駆動位置の間の変速を防止している。このシフトロックは、追加の手動変速機能を提供する第2の変速ゲートにおいては所望されない。なぜならば、まさに第2の変速ゲートにおいて、選択レバーの軽い操作または枢動によって手動変速のシフトアップまたはシフトダウンが開始されるようになっているからである。]
[0004] 自動変速可能な駆動位置を有する第1の変速ゲートにおいて選択レバーの自由な移動を阻止すると同時に、第2の変速ゲートにおいて選択レバーを自由に動かすことができるようにするために、従来技術のギヤシフト装置は、第1の変速ゲートにおいてハウジングに対して支持され、選択レバーのためのストッパを形成する中間ピースを有している。中間ピースが、接続リンク上に配置され、接続リンクに選択レバーが枢動可能な態様で取り付けられている。第1の変速ゲートから第2の変速ゲートへの移動において、選択レバーは、接続リンクと一緒に枢動させられる。このため、従来技術のギヤシフト装置の中間ピースは、たとえ選択レバーが第2の変速ゲートにあっても、選択レバーのロックを形成すると考えられる。そのようなロックを防止するために、中間ピースが可動な様相で接続リンクへと取り付けられ、ハウジングが、手動ギヤのシフトアップまたはシフトダウンが可能であるように、充分に遠く選択レバーを第2の変速ゲートの方向に自由に動かすことができるような態様で変位させられる。同時に、中間ピースが、選択レバーによって外へと移動させられる。中間ピースが再び出発位置へと復帰することを保証するために、ばね部材が設けられる。]
[0005] したがって、従来技術のギヤシフト装置は、第1の変速ゲートにおいて選択レバーの移動経路を遮り、第2の変速ゲートにおいては選択レバーを自由に動かすことがようにするために、比較的複雑な技術的手段を使用している。]
[0006] 自動変速モードと追加の手動変速モードとを備える別のギヤシフト装置が、欧州特許出願公開第0,899,478A1号から知られている。このギヤシフト装置は、安全上の理由でギヤシフト装置の選択レバーが変速ゲート内で1つのシフト位置から別のシフト位置へと移動することを防止する、シフトロックを呈している。この目的のため、選択レバーが、変速の企てにおいて選択レバーが動かされるときに選択レバーと一緒に移動してシフトロックに突き当たる位置決めボルトを有している。このシフトロックは、ギヤシフト装置のハウジングの側壁に作られるストッパによって形成される。この目的のため、側壁が通過穴を有しており、通過穴の上縁がストッパを形成している。開口の縁の形状が、シフトロックを形成する追加のストッパが選択レバーの移動経路に沿って生み出されるような態様で設計されている。]
[0007] 従来技術のギヤシフト装置は、2つのそのような側壁を有しており、選択レバーが、それら側壁の間に位置している。選択レバーが自動変速モードのための変速ゲートに位置する選択レバーの垂直な出発位置において、選択レバーへと接続された位置決めボルトは、水平方向に向けられ、2つの端部の各々において側壁の開口に係合する。位置決めボルトがこの位置にあるとき、自動変速モードのための変速ゲートにおける選択レバーの移動経路が、開口の縁のストッパの少なくとも1つによって制限される。選択レバーが自動変速モードのための変速ゲートから手動変速モードのための変速ゲートへと枢動させられると、位置決めボルトが、選択レバーの枢動の関数として斜めの位置へと移動する。この位置において、位置決めボルトは、一方の端部においてのみ一方の側壁の開口に係合し、他端は他方の側壁の開口に対する係合の位置から離れる。さらに、従来技術のギヤシフト装置は、選択レバーが枢動させられるときに位置決めボルトを直線にて下方へと移動させるために使用される、比較的複雑な機構を用意している。結果として、端部を一方の開口に係合させた状態の位置決めボルトが、手動変速モードのための変速ゲートにおける選択レバーの枢動がもはや前記1つのシフトロックによって制限されることがなく、したがってシフトロックが無効になるように、充分に下方へと動かされる。しかしながら、選択レバーの枢動は、さらに遠くに位置するシフトロックによって制限される。]
[0008] 要約すると、従来技術のギヤシフト装置は、シフトロックが無効にされたときに、車両の運転者に快適な操作感覚をもたらすための充分に適切な移動経路を選択レバーに提供するために、比較的複雑な方策に訴えている。]
発明が解決しようとする課題

[0009] したがって、本発明の目的は、冒頭部分で述べた特徴を呈し、さらに技術的に簡単な態様で有効および無効にできるシフトロックを呈している変速機用のギヤシフト装置を提案することにある。さらには、シフトロックが無効にされたときに、ギヤシフト装置の選択レバーを、快適な変速感覚をもたらすために充分に長い移動経路にわたって動かすことができなければならない。]
課題を解決するための手段

[0010] この課題を解決するために、本発明は、請求項1に開示の特徴を呈する変速機用のギヤシフト装置を提案する。本発明のギヤシフト装置の有利な実施形態が、請求項2〜27に記載される。]
[0011] 本発明によるギヤシフト装置は、変速機の種々のシフト位置を少なくとも2つの変速ゲートにおいて選択でき、かつ前記変速ゲートのうちの1つと少なくとも1つの別の変速ゲートとの間を移動することができるような態様で動かすことができる選択レバーを呈している。さらに、ギヤシフト装置は、前記変速ゲートのうちの少なくとも1つにおいて前記選択レバーの移動経路を妨げることによって、この少なくとも1つの変速ゲートにおける前記シフト位置のうちの1つから前記シフト位置のうちの別の1つへの前記選択レバーの移動を防止することができる、少なくとも1つのロックを呈している。]
[0012] 本発明は、前記選択レバーへと機械的に接続された少なくとも1つのロック部材を提供し、遮るべき変速ゲートに関して、前記ロック部材を前記選択レバーの移動経路へと出し入れできることで、前記ロック部材によって前記シフトロックを有効および/または無効にすることができる。]
[0013] この方法により、シフトロックの有効化および/または無効化を、本発明においてはこの目的のためにただ1つの構成部品しか用意されないという点で、技術的に簡単な態様で達成することが可能になる。同様に、リセットばねなどの追加の構成部品を省略することが可能であり、独国特許出願公開第10,249,074A1号による従来技術のギヤシフト装置の、ゲート上の中間ピースの手順において設けられなければならない摺動面など、製造に手間のかかる構成部品の構造も省くことができる。さらに、シフトロックが無効にされるときに、ロック部材がロック部材の移動経路の外へと移動するため、選択レバーの移動経路が制限されることを技術的に簡単な態様でなくすことができる。したがって、本発明の手法によれば、変速ゲートにおいてシフトロックが有効にされることで、この変速ゲートの1つのシフト位置から別のシフト位置への移動を防止することができると同時に、シフトロックを無効にすることによって選択レバーを残りの変速ゲートの1つへと自由に移動させることができる。]
[0014] 本発明の第1の実施形態によれば、遮るべき変速ゲートに関して、前記ロック部材を、前記シフトロックを有効にするために、基本的に上方から前記選択レバーの移動経路へと移動させることができる。この方策は、ギヤシフト装置が通常は底部にて車両の車体の床に取り付けられ、したがって下方からは比較的小さな設計空間しか利用できないため、技術的に特に容易に実行できる。さらには、この方法で移動させることができるロック部材は比較的単純であり、かつ外部からのアクセスが容易である。したがって、シフトロックを無効にするために、ロック部材を基本的に上方へと前記選択レバーの移動経路の外に移動させることができるべきである。]
[0015] 本発明の別の実施形態においては、前記ロック部材および前記選択レバーが、前記選択レバーが前記変速ゲートの間を移動するときに前記ロック部材がシフトロックを有効にする位置、またはシフトロックを無効にする位置へと移動するような態様で、機械的に接続されている。結果として、選択レバーのみを動かすだけで、シフトロックを有効または無効にすることができる。]
[0016] 本発明のさらなる実施形態においては、前記選択レバーを前記1つの変速ゲート(特に遮られた変速ゲート)の1つのシフト位置から別のシフト位置へと移動させるために、前記ロック部材を前記選択レバーの軸方向に持ち上げることができる。ロック部材を上方へと移動させることで、シフトロックを技術的に単純な態様で乗り越えることができる。この方法で、変速ゲートの1つのシフト位置から別のシフト位置への恒久的かつ確実な移動を可能にする機構であって、そのような移動の際にシフトロックを選択レバーの操作者によって乗り越えることができる機構が実現される。]
[0017] 本発明のまた別の実施形態においては、前記ロック部材を、シフトロックを有効にする位置へと枢動させることができる。同時に、前記ロック部材および前記選択レバーを一緒に、第1の回転軸を中心にして枢動させることが可能であるべきである。この手法により、枢動が第1の回転軸を中心にして行われる点で、きわめて単純な方法での選択レバーおよびロック部材の所定の移動が可能になる。結果として、ロック部材を、選択レバーの枢動の経路へと出し入れすることができる。]
[0018] シフトロックが有効にされるとき、前記ロック部材が、前記シフトロックと前記選択レバーと相互作用する駆動ラグとの間に、少なくとも1つの部位にて係合することが好都合である。]
[0019] 同時に、選択されたシフト位置において、前記シフトロックおよび前記駆動ラグの外形が、前記ロック部材の前記部位のための受けを形成することができる。この方法で、ロック部材が、例えば傾きなどによってロック部材の移動が困難になることなく、ロック位置を占めることができ、すなわち前記受けへと入り込むことができる。すなわち、受けが、ロック部材を確実に保持できるように適切な設計の方策がすでに開始されていることを示している。]
[0020] 本発明のさらなる実施形態においては、前記駆動ラグを、前記選択レバーに対して軸方向に動かすことができる。結果として、特に駆動ラグを持ち上げ、さらには/または上方へと移動させることによって、シフトロックを乗り越えることができる。この上方位置において、例えば斜面として構成されたシフトロックを、いかなる問題もなく乗り越えることができ、選択レバーを次のシフト位置の方向にさらに移動させることができる。]
[0021] この点に関し、前記駆動ラグが、前記選択レバーが通過して延びる通過穴を呈することが好都合である。結果として、選択レバーのあらゆる動きが駆動ラグによって伝達される。なぜならば、長手軸を横切る方向のすべての運動において、選択レバーが駆動ラグを道連れにできるからである。]
[0022] 本発明の有利な実施形態によれば、前記駆動ラグが、前記選択レバーが通過して延びる長円の穴を呈している。結果として、選択レバーが、長円の穴の長手方向の広がりの内側を、この方向の選択レバーの移動を駆動ラグによって伝達することなく自由に移動することができる。長円の穴のおかげで、選択レバーを、例えば1つの変速ゲートから別の変速ゲートへと横ゲートによって移動させることができる。]
[0023] 前記駆動ラグの長円の穴は、好ましくは変速ゲートの右方およぶ左方へと延びるべきである。結果として、他方の変速ゲートを、前記1つの変速ゲートの右方または左方のいずれかに配置することが可能になる。したがって、ギヤシフト装置は、右ハンドルの車両および左ハンドルの車両における使用に適する。なぜならば、いずれの場合も、他方の変速ゲートを前記1つの変速ゲートの左方または右方のいずれかに配置できるからである。当然ながら、長円の穴は、3つの変速ゲート(すなわち、長円の穴の中央を延びる1つの変速ゲート、ならびに長円の穴の左方および右方において長円の穴の側方を延びるそれぞれの別の変速ゲート)を設ける可能性も提供する。]
[0024] 本発明の好ましい実施形態は、前記変速ゲートの間の移動の際に、前記シフトロックを有効または無効にすべく前記ロック部材の動きへと前記選択レバーの動きを変換する、摺動ブロックガイドを用意する。この摺動ブロックガイドにより、一種類の動きを技術的に単純な態様で別の種類の動きへと変換することを可能になる。]
[0025] この場合、前記選択レバーを、第1の回転軸を中心にして枢動させることができ、前記摺動ブロックガイドが、前記選択レバーの枢動を前記ロック部材の直線移動へと変換し、この方法で前記ロック部材を前記選択レバーの枢動の経路へと出し入れできることが好都合である。結果として、技術的に不利なロック部材の斜めの位置が回避される。さらには、直線移動ゆえにロック部材を容易に案内することができる。]
[0026] 本発明の好ましい実施形態によれば、前記摺動ブロックガイドが、前記変速ゲートの方向に前記選択レバーと一緒に移動することができる案内部材の少なくとも1つの基本的に垂直な案内面と、前記案内部材に対して斜めに配置された前記ロック部材の案内面とによって形成される。この場合、前記ロック部材が、前記案内部材の前記案内面において垂直方向に移動可能であるとともに、前記選択レバーの枢動を伝達するピースが、前記ロック部材の前記斜めの案内面に係合する。結果として、選択レバーの枢動の、ロック部材の垂直方向の直線移動への変換が確実に可能であり、垂直方向の移動の際に案内面においてロック部材が傾いたり、倒れたりする可能性が取り除かれる。]
[0027] 前記伝達ピースが、前記ロック部材の前記斜めの案内面に実質的に一致する反対向きの表面部分を有することが好都合である。結果として、伝達ピースがロック部材に平面で係合し、したがって幅広い面積の係合ゆえに、作用位置へと移動する領域における摩耗の症状が軽減される。]
[0028] 好ましくは、前記伝達ピースの前記反対向きの表面部分は、外向きに膨らむように構成されるべきである。結果として、前記選択レバーの枢動の際に、前記ロック部材の前記斜めの表面部分における前記伝達ピースの前記反対向きの表面部分の滑りを改善することができる。なぜならば、傾きの影響を前記反対向きの表面の曲率ゆえに弱めることができるからである。]
[0029] 本発明の有利な実施形態によれば、前記伝達ピースが前記選択レバーへと堅固に接続される。結果として、選択レバーから伝達ピースへの最適な力の伝達および/または動きの伝達が可能になる。]
[0030] 前記伝達ピースは、好ましくは前記選択レバー上に成型されるべきである。結果として、特に伝達ピースが選択レバーのプラスチック製の外殻へと成型または射出成型される場合に、伝達ピースをきわめて簡単に製造することができる。]
[0031] 代案として、前記伝達ピースが、ギヤシフト装置のハウジングの一部位に対して水平方向に移動可能であってもよい。結果として、伝達ピースそのものが、選択レバーの枢動の際に傾いたり、さらには/または倒れたりすることがないように保証される(そのような状態になると、ロック部材の斜めの案内面に対する伝達ピースの最適な摺動が、もはや保証されないと考えられる)。]
[0032] 本発明のさらなる発展においては、前記案内部材が、前記ハウジングに剛に取り付けられた垂直な少なくとも2つの案内面を呈しており、これらの案内面の間を前記ロック部材が垂直方向に移動可能である。結果として、ロック部材を、垂直方向の直線移動の際にきわめて良好に案内することができ、シフトロックを無効にする際のギヤシフト装置の動作不良をなくすことができる。]
[0033] 本発明のさらなる実施形態においては、前記ロック部材が、前記選択レバーを垂直な出発位置に対して左方および右方へと枢動させる目的を有している2つの斜めの案内面を呈しており、前記2つの斜めの案内面が、前記ロック部材の中心軸に関して互いに鏡像対称となるように配置されている。結果として、ロック部材が、右ハンドルの車両および左ハンドルの車両の両方のギヤシフト装置における使用に適する。すなわち、ロック部材を、選択レバーの垂直な出発位置から出発して左方または右方へと動かすことができるギヤシフト装置において使用することができる。]
[0034] 本発明の好ましい実施形態に従い、前記伝達ピースが、前記ロック部材の斜めの案内面に対応する2つの反対向きの表面部分を呈しており、これら2つの表面部分が、前記伝達ピースの中心軸に関して互いに鏡像対称となるように配置されている場合、伝達ピースも、左ハンドルおよび右ハンドルの両方の車両のギヤシフト装置における使用に適する。]
[0035] 本発明の別の実施形態は、前記選択レバーの引っ張り機構へと接続され、前記ロック部材を持ち上げる目的を有している接続部材を用意する。この接続部材が、前記ロック部材の開口、通路、凹部、またはそのような素材除去部に係合する。結果として、選択レバーの操作者にとってきわめて快適に実行できるきわめて簡単な態様で、ロック部材を持ち上げることができる。]
[0036] 前記素材除去部が、前記接続部材と積極的に接触する壁の部位、および前記選択レバーが前記1つの変速ゲートから前記他方の変速ゲートへと枢動するときに前記接続部材が移動する出口領域の、両方を呈していると好都合である。結果として、選択レバーを変速ゲート間で移動させる際に、接続部材の移動が前記出口領域の中で妨げのない様相で生じることができるため、ロック部材を持ち上げるために実現される機構にかかわらず、ロック部材によりシフトロックの完璧な有効化および/または無効化が可能になる。対照的に、ロック部材は、持ち上げの手順の際に接続部材が係合する前記壁の部位の上方に持ち上げられる。]
[0037] さらに、前記少なくとも1つのシフトロックが、前記ハウジングに剛に取り付けられることが好都合である。ハウジング上(好ましくは、ギヤシフト装置のハウジング上)のシフトロックのこの設計により、安定した、かつ大きな応力を吸収するシフトロックが達成される。]
[0038] 少なくとも1つの変速ゲートへと割り当てられた複数のシフトロックを設けることも可能である。結果として、前記1つの変速ゲートのシフト位置のすべてまたは一部に、そのようなシフトロックを割り当てることができ、割り当てられたシフトロックが乗り越えられるまで、このシフト位置の選択レバーを他のシフト位置へと移動させることができない。]
[0039] 本発明の有利な実施形態によれば、前記シフトロックと相互作用する前記変速ゲートが、種々の自動変速可能なシフト位置を呈している。結果として、ギヤシフト装置が、自動変速機における使用に特に適する。]
[0040] 本発明のさらなる有利な実施形態では、少なくとも1つの別の変速ゲートにおいて選択できる個々の手動変速可能なギヤを備える。結果として、ギヤシフト装置が、追加の手動シフト機能を有する自動変速機にも適する。]
[0041] 本発明の有利な実施形態に従い、前記選択レバーを、前記変速ゲートの方向の移動のために第1の回転軸を中心にして枢動させることができ、前記変速ゲートの間の移動のために第2の回転軸を中心にして枢動させることができる場合、それぞれの変速ゲートにおける前記選択レバーの移動および前記変速ゲート間の前記選択レバーの移動を、きわめて単純な態様で達成することができる。]
[0042] 本発明によるギヤシフト装置は、好ましくは自動車の変速機、特に自動変速機において使用するために用意される。]
[0043] 本発明のさらなる目標、利点、特徴、および用途が、図面を参照しつつ、2つの実施形態についての以下の説明に開示される。同時に、説明および/または図示される特徴のすべては、特許請求の範囲におけるそれらの概要またはそれらの言及に関係なく、個々または任意の論理結合において、本発明の主題を形成する。]
図面の簡単な説明

[0044] 変速機用のギヤシフト装置について考えられる実施形態の概略の上面図である。
図1によるギヤシフト装置の図1の交差線A−Aに沿った断面図を示している。
ハウジングに組み込まれたギヤシフト装置の実施形態の斜視図であり、選択レバーは第1の変速ゲートにある。
図3に示したギヤシフト装置の斜視図であり、選択レバーは第2の変速ゲートにある。
図3によるギヤシフト装置の上面図であり、選択レバーは第1の変速ゲートにある。
図4によるギヤシフト装置の上面図であり、選択レバーは第2の変速ゲートにある。
変速機用のギヤシフト装置について考えられる別の実施形態の一部分の断面斜視図であり、選択レバーは第1の変速ゲートにある。
図7によるギヤシフト装置の一部分の断面斜視図であり、選択レバーは第2の変速ゲートにある。
図7によるギヤシフト装置のハウジングなしの正面図であり、選択レバーは第1の変速ゲートにある。
図8によるギヤシフト装置のハウジングなしの正面図であり、選択レバーは第2の変速ゲートにある。
変速機用のギヤシフト装置について考えられる別の実施形態のハウジングなしの正面図であり、選択レバーは第1の変速ゲートにある。
図11によるギヤシフト装置のハウジングなしの正面図であり、選択レバーは第2の変速ゲートにある。] 図1 図11 図3 図4 図7 図8
実施例

[0045] 図1および2が、手動変速機能を追加で備えている自動変速機のためのギヤシフト装置1について、考えられる一実施形態の概略図である。ギヤシフト装置1は、従来からの自動変速機の変速の利点と、手動で変速される変速機の利点とを、同時に組み合わせている。原理的には、ギヤシフト装置1は、手動または自動変速機における使用にも適している。] 図1
[0046] ギヤシフト装置1は、運転者が種々の位置へと動かすことができる変速および/または選択レバー2を呈している。この点に関し、変速および/または選択レバー2を、以下のような態様で動かすことができる。すなわち、第1の変速ゲート3において、「P」、「R」、「N」、「D」、「S」などといった種々の自動変速可能な駆動位置を選択でき、第2の変速ゲート4において個々の手動変速可能なギヤを選択でき、さらに第1の変速ゲート3の所定の駆動位置(好ましくは、駆動位置「D」)と第2の変速ゲート4の中立位置「M」との間の移動が、横変速ゲート21によって可能にされている。この場合、手動ギヤ(例えば、第1速から第4速まで)のシフトアップおよび/またはシフトダウンは、第2の変速ゲートにおいて、中立位置「M」から出発して選択レバー2を「M+」位置および「M−」位置へと枢動させることによってもたらされる。選択レバー2を「M+」位置または「M−」位置へと枢動させ、または軽く押し込んだ後で、選択レバー2は、好ましくは中立の出発位置「M」へと自動的に復帰する。]
[0047] 選択レバー2を第1の変速ゲート3から第2の変速ゲート4へと移動させ、またはこの反対に移動させるために、選択レバー2は、第1の回転軸19を中心にして回転可能な様相で取り付けられている。さらに、選択レバー2をそれぞれの変速ゲート3および/または4の方向に動かすために、選択レバー2は、第2の回転軸18を中心にして回転可能な様相で取り付けられている。]
[0048] 複数のシフトロック5、6、7が、自動モードのための第1の変速ゲート3に設けられていることが、図1から特に明らかである。シフトロック5、6、7は、ギヤシフト装置1のハウジング13および/またはハウジング13の該当する外形によって形成されている。好ましくは、シフトロック5、6、7のそれぞれが、ハウジング13の内向きに突き出している突起27のストッパ面26によって形成されている。] 図1
[0049] シフトロック5、6、7は、それぞれの駆動位置から別の駆動位置へのさらなる移動を防止する。シフトロック5、6、7は、操作部材(ここでは図示されていない)が操作された場合に限って克服可能である。]
[0050] ギヤシフト装置1においては、図1および2によれば、第1の変速ゲート3において、シフトロック5が、駆動位置「D」から駆動位置「S」への選択レバー2の移動を阻止する。シフトロック6が、駆動位置「N」から駆動位置「R」への選択レバー2のさらなる移動を防止する。さらに、シフトロック7が、選択レバー2が駆動位置「R」から駆動位置「P」へとさらに動かされることを防止する。] 図1
[0051] この特許出願においては、記号「P」が駆動位置「駐車」を表わしており、「R」が駆動位置「後進」を、「N」が駆動位置「ニュートラル」を、「D」が駆動位置「前進」を、「S」が駆動位置「スポーツ走行」を表わしている。]
[0052] 選択レバー2を第1の変速ゲート3の駆動位置「D」から第2の変速ゲート4の中立位置「M」へと移動させることができるよう、ギヤシフト装置1は、シフトロック5を有効にするための手段およびシフトロック5を無効にするための手段を提供する。選択レバー2が駆動位置「D」にある場合、シフトロック5が、前記手段によって有効にされる。選択レバー2が第1の変速ゲート3から第2の変速ゲート4へと横変速ゲート21を介して枢動させられた場合、シフトロック5が、前記手段によって無効にされる。第2の変速ゲート4において、選択レバー2を、位置「M+」および「M−」の間で自由に枢動させることができる。]
[0053] シフトロック5の有効化および/または無効化を選択レバー2の枢動と同時に実行できるよう、シフトロック5を有効にするための手段、また好ましくはシフトロック5を無効にするための手段も、選択レバー2へと機械的に接続される。]
[0054] ギヤシフト装置1においては、図1および2によれば、シフトロック5を有効にするための手段およびシフトロック5を無効にするための手段が、共通の構成部品、すなわちロック部材10によって形成される。] 図1
[0055] 選択レバー2が第1の変速ゲート3にある場合に、ロック部材10が、ロック位置14へと動かされることが、図2から特に明らかである。このロック位置14において、シフトロック5が有効にされる。対照的に、シフトロック5が無効にされるとき、ロック部材10は非ロック位置15へと動かされる。すなわち、シフトロック5の有効化および/または無効化が、選択レバー2へと機械的に接続され、阻止対象の変速ゲート3に関してシフトロック5を有効にすべく選択レバー2の移動経路へと移動することができ、シフトロック5を無効にすべく選択レバー2の移動経路から外れるように移動することができるロック部材10の動きによって達成される。この場合には、ロック部材10は、基本的に上方から選択レバー2の移動経路へと枢動させられ、さらに/または選択レバー2の移動経路から基本的に上方へと枢動させられる。] 図2
[0056] 選択レバー2は、従来技術から公知の種類の自動変速レバーであり、ギヤシフト装置1の設置状態において、上方へと突き出している。選択レバー2は、パイプのように設計され、引っ張り棒24を呈している。引っ張り棒24は、選択レバー2の枢動に参加するよう、選択レバー2において2つの方向に強制的に案内される。しかしながら、引っ張り棒24を、好ましくは操作部材(ここでは図示されていない)によって選択レバー2に対して軸方向に動かすことができる。]
[0057] ギヤシフト装置1の場合には、ロック部材10が、例えば少なくとも1つの接続ピン20、ねじ、ねじ棒などによって、引っ張り棒24へと堅固に接続されている。ロック部材10を、熱接合方法、接着剤による固定などによって引っ張り棒24へと堅固に接続することもできる。ロック部材10を引っ張り棒24上に成型することも可能である。結果として、ロック部材10は、選択レバー2の枢動に参加し、かつ軸方向に動かすことが可能である。]
[0058] 好ましくは、ロック部材10の一部位23が、選択レバー2が通過して延びるリングの形状に設計される。選択レバー2が、引っ張り棒24および/またはロック部材10が選択レバー2に対して軸方向に動かされるときに、この部位23において案内される。]
[0059] ロック位置14にあるとき(すなわち、シフトロック5が有効にされているとき)、ロック部材10の一部位11が、シフトロック5と駆動ラグ12の外形との間に係合し、この方法で、選択レバー2が、第1の変速ゲート3において変速位置「S」に比べて変速位置「D」に固定される。同時に、シフトロック5および駆動ラグ12の外形が、ロック部材10の部位11のための受け16を形成する。]
[0060] 駆動ラグ12は、変速ゲート3の方向の選択レバー2の移動に参加するような態様で、選択レバー2と協働する。ロック位置14において、ハウジング13がロック部材10のためのストッパ26を形成し、次いでロック部材10が、駆動ラグ12のためのストッパを形成し、結果として選択レバー2の移動を防止する。]
[0061] 駆動ラグ12を、特にシフトロック5、6、7を越えることができるように充分にロック部材10と一緒に持ち上げることができるよう、選択レバー2に対して軸方向に動かすことができる。好ましくは、駆動ラグ12は、例えば接続部材25によって引っ張り棒24へと堅固に接続される。]
[0062] 好ましくは、駆動ラグ12は、選択レバー2が通過して延びる長円の穴17を呈している。好ましくは、選択レバー2は、選択レバー2が第1の変速ゲート3にあるとき、長円の穴17の基本的に中央に向けられる。選択レバー2は、第2の変速ゲート4へと枢動させられたとき、長円の穴17の左方または右方に配置される。]
[0063] ギヤシフト装置1は、図1および2によれば、シフトロック5、6、7の他に、シフトロック5、6、7から離して配置されたシフトロック5’、6’、7’をさらに有している。この場合には、シフトロック5、5’、シフトロック6、6’、およびシフトロック7、7’が、それぞれの駆動位置に一緒に作用する。好ましくは、シフトロック5、6、7および5’、6’、7’が、駆動ラグ12の2つの端部22の領域に配置され、そのようにすることで、駆動ラグ12の長円の穴17と相俟って、第2の変速ゲート4が変速ゲート3に対して横変速ゲート21の反対側にありさえすれば、ギヤシフト装置1を問題なく後付けすることができる。これは、例えば、ハンドルが右側に配置されるいわゆる右ハンドルの車両に当てはまる。この目的のために、選択レバー2を、第1の変速ゲート3のための中央位置から出発して、左方向に枢動させなければならないが、そのような特徴は長円の穴17ゆえに達成可能である。この目的を達成するためには、ロック部材10の部位11が、他方のシフトロック5’および駆動ラグ12の他方の端部に係合させられるように、ロック部材10を適切に回転させるだけでよい。] 図1
[0064] 図3〜6が、ハウジング13に組み込まれたギヤシフト装置1を示している。図3〜6によるギヤシフト装置1において、図1および2による構成部品と同一または機能的に同様の構成部品には、同じ参照番号が備えられている。この点に関しては、図1および2に関する説明が参照される。図3および5が、選択レバー2を第1の変速ゲート3に示している。図3および5においては、選択レバー2が、第1の変速ゲート3および/または自動変速ゲートにある。図4および6においては、選択レバー2が第2の変速ゲート4にある。] 図1 図3 図4 図5 図6
[0065] 図7〜10は、変速機(特に自動変速機)のための本発明のギヤシフト装置100の別の実施形態の概略図である。図7〜10によるギヤシフト装置100において、図1〜6による変速装置1の構成部品と同一または機能的に同様の構成部品には、同じ参照番号が備えられている。この点に関して、図1〜6に関する説明が参照される。] 図1 図10 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8 図9
[0066] 図7〜10によるギヤシフト装置100と図1〜6によるギヤシフト装置1との間の主たる相違は、とりわけ、選択レバー2が、シフトロック5を有効および/または無効にするために基本的に垂直な運動を実行するロック部材110へと、機械的に接続されている点にある。すなわち、阻止を行うべき変速ゲート3に関して、特に図7および9から明らかなように、ロック部材110が選択レバー2の移動経路内に移動することによって、シフトロック5が有効にされる。同じ方法で、シフトロック5は、特に図8および10から明らかなように、ロック部材110が選択レバー2の移動経路の外へと移動することによって無効にされる。この場合に、ロック部材110は、好ましくは上方から下方へと選択レバー2の移動経路内に移動し、その後に下方から上方へと選択レバー2の移動経路の外に移動する。] 図1 図10 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8 図9
[0067] 選択レバー2の枢動をロック部材110の直線移動へと変換するために、ギヤシフト装置100は、摺動ブロックガイドを提供する。摺動ブロックガイドは、第2の回転軸18を中心にして選択レバー2と一緒に枢動できる案内部材196の少なくとも1つの基本的に垂直な案内面120と、前記案内部材に対して斜めに配置されたロック部材110の案内面130とによって形成される。好ましくは、選択レバー2の枢動を伝達するピース140が、ロック部材110の斜めの案内面130に係合するよう、ロック部材110を、案内部材196の案内面120において垂直方向に動かすことができる。]
[0068] ギヤシフト装置100の案内部材196が、2つの垂直方向の案内面120を呈しており、案内面120の間にロック部材110が配置され、垂直方向の変位の際に案内面120によって案内されることが、図9および10から特に明らかである。] 図9
[0069] ギヤシフト装置100の場合には、ロック部材110が、斜めの案内面130に加えて、もう1つの斜めの案内面130’をさらに呈している。この場合には、案内面130および130’が、ロック部材110の中心軸170に関して互いに鏡像対称となるように配置されている。結果として、ロック部材110は、垂直な出発位置160に対する左方および右方への選択レバー2の枢動に適している。]
[0070] 好ましくは、伝達ピース140も、ロック部材110の斜めの案内面130、130’に対応し、伝達ピース140の中心軸180に関して互いに鏡像対称になるように配置された2つの反対向きの表面部分150、150’を有している。好ましくは、伝達ピース140’の反対向きの表面部分150、150’が、外向きに膨らむように構成されている。]
[0071] 伝達ピース140そのものを選択レバー2へと堅固に接続することができ、そのような状態は、図7〜10によるギヤシフト装置100の場合には、伝達ピース140を選択レバー2のプラスチック製の囲いへと成型または射出成型することで実現される。] 図10 図7 図8 図9
[0072] 図11および12は、変速機(特に自動変速機)のためのギヤシフト装置200のさらなる実施形態である代案を示している。図11および12によるギヤシフト装置200において、図1〜6によるギヤシフト装置1の構成部品、および図7〜10によるギヤシフト装置100の構成部品と同一または機能的に同様の構成部品には、同じ参照番号が備えられている。この点に関して、図1〜6によるギヤシフト装置1の説明および図7〜10によるギヤシフト装置100の説明が参照される。] 図1 図10 図11 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8
[0073] ギヤシフト装置200は、図11および12によれば、別途の部品である伝達ピース240を提供する。伝達ピース240を、ギヤシフト装置200のハウジングの部位260に対して水平方向に動かすことができる。結果として、選択レバー2が第1の変速ゲート3から第2の変速ゲート4へと枢動する際に、選択レバー2へと接続され、ハウジングの部位250において案内される伝達ピース240が、水平方向に動かされ、ロック部材110の斜めの案内面130を斜めの対向する表面部分150によって押す。結果として、ロック部材110が垂直な案内面120に沿って案内され、垂直に上方へと移動する。選択レバー2の枢動の際に、伝達ピース240は、回転位置に関しては不変のままである。なぜならば、選択レバー2の枢動の際に、伝達ピース240は水平方向にのみ移動するからである。] 図11
[0074] 図7〜10によるギヤシフト装置100の場合、ならびに図11および12によるギヤシフト装置200の場合には、ロック部材110が、選択レバー2の引っ張り棒24へと接続された接続部材20が係合する通路開口または素材除去部190を呈している。ロック部材110を、引っ張り棒24および接続部材20によって操作部材(ここでは図示されていない)を操作することによって持ち上げることができる。同時に、接続部材20が、素材除去部190の壁の部位192に積極的に接触する。シフトロック5が無効にされているときにロック部材110によって実行される垂直移動が、接続部材20によって引っ張り棒24も持ち上げ、操作部材(図示されていない)を傷めてしまうことがないように、素材除去部は、出口領域194を呈している。選択レバー2を第2の変速ゲート4へと枢動させることによってシフトロック5が無効にされると、引っ張り棒24の接続部材20は、素材除去部190のこの出口領域194へと移動する。出口領域194の中で、接続部材20は、ロック部材110の上昇移動の際に引っ張り棒24を持ち上げることなく自由に動くことができる。] 図10 図11 図7 図8 図9
[0075] 素材除去部190を、例えばV字溝の様相で、溝の形状に設計することができる。また、素材除去部190は、どの形状がきわめて費用対効果に優れた単純な態様で実現可能であるかに応じて、三角形の通路として設計されることも可能であり、または多角形の形状を呈することも可能である。]
[0076] 1ギヤシフト装置
2選択レバー
3 第1の変速ゲート
4 第2の変速ゲート
5、5’シフトロック
6、6’ シフトロック
7、7’ シフトロック
10構成部品、ロック部材
11 部位
12駆動ラグ
13ハウジング
14ロック位置
15非ロック位置
16 受け
17通路開口、長穴
18 第2の回転軸
19 第1の回転軸
20接続部材、ピン
21 横変速ゲート
22 端部
23 部位
24 引っ張り手段、引っ張り棒
25 接続部材
26ストッパ面
27突起
100 ギヤシフト装置
110 ロック部材
120垂直案内面
130、130’ 斜めの案内面
140伝達ピース
150、150’ 反対向きの表面部分
160 垂直な出発位置
170中心軸
180 中心軸
190通路
192 壁の部位
194出口領域
196案内部材
200 ギヤシフト装置
240伝達部材
260 ハウジングの部位
P駐車
R後進
Nニュートラル
D前進
Sスポーツ
M+手動でのシフトアップ
M− 手動でのシフトダウン
M 手動の中立]
权利要求:

請求項1
変速機用として意図され、少なくとも2つの変速ゲート(3、4)において種々のシフト位置(P、R、N、D、S、M+、M−)を選択でき、かつ前記変速ゲート(3、4)のうちの1つと少なくとも1つの別の変速ゲート(4、3)との間を移動することができるような態様で動かすことができる選択レバー(2)と、前記変速ゲート(3、4)のうちの1つに関して、前記シフト位置(P、R、N、D、S)のうちの1つから前記シフト位置(P、R、N、D、S)のうちの別の1つへの移動のための前記選択レバー(2)の移動経路を遮るために使用される少なくとも1つのロック(5)とを備えているギヤシフト装置(1、100、200)において、少なくとも1つのロック部材(10、110)が、前記選択レバー(2)に機械的に接続され、前記シフトロック(5)を有効および/または無効にすることができ、遮るべき変速ゲート(3)に関して、前記ロック部材(10、110)を前記選択レバー(2)の移動経路に対して出し入れすることができることを特徴とするギヤシフト装置。
請求項2
遮るべき変速ゲート(3)に関して、前記ロック部材(10、110)を、前記シフトロック(5)を有効にするために、基本的に上方から前記選択レバー(2)の移動経路内に移動させることができることを特徴とする、請求項1に記載のギヤシフト装置。
請求項3
遮るべき変速ゲート(3)に関して、前記ロック部材(10、110)を、前記シフトロック(5)を無効にするために、基本的に上方に前記選択レバー(2)の移動経路の外に移動させることができることを特徴とする、請求項1または2に記載のギヤシフト装置。
請求項4
前記ロック部材(10、110)および前記選択レバー(2)が、前記選択レバー(2)が前記変速ゲート(3、4)の間を移動するときに前記ロック部材(10、110)がシフトロック(5)を有効にする位置(14)、またはシフトロック(5)を無効にする位置(15)に移動するような態様で、機械的に接続されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のギヤシフト装置。
請求項5
前記ロック部材(10、110)を、前記選択レバー(2)を前記1つの変速ゲート(3)の1つのシフト位置(D)から別のシフト位置(S)に移動させるために、前記選択レバー(2)の軸方向に持ち上げることができることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のギヤシフト装置。
請求項6
前記ロック部材(10)を、シフトロック(5)を有効にする位置(14)に枢動させることができ、特に前記ロック部材(10)および前記選択レバー(2)を一緒に、第1の回転軸(19)を中心にして枢動させることができることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のギヤシフト装置。
請求項7
前記シフトロック(5)が有効にされるとき、前記ロック部材(10)が、前記シフトロック(5)と前記選択レバー(2)と相互作用する駆動ラグ(12)との間に、少なくとも1つの部位(11)にて係合することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のギヤシフト装置。
請求項8
前記シフトロック(5)および前記駆動ラグ(12)の外形が、前記ロック部材(10)の少なくとも一部位(11)のための受け(16)を形成することを特徴とする、請求項7に記載のギヤシフト装置。
請求項9
前記駆動ラグ(12)を、前記選択レバー(2)に対して軸方向に動かすことができることを特徴とする、請求項7または8に記載のギヤシフト装置。
請求項10
前記駆動ラグ(12)が、前記選択レバー(2)が通過して延びる通過穴(17)を呈していることを特徴とする、請求項7〜9のいずれか一項に記載のギヤシフト装置。
請求項11
前記駆動ラグ(12)が、前記選択レバー(2)が通過して延びる長円の穴(17)を呈しており、前記変速ゲート(3、4)のうちの1つが、好ましくは前記選択レバー(2)の右側または左側に位置することを特徴とする、請求項7〜10のいずれか一項に記載のギヤシフト装置。
請求項12
前記変速ゲート(3、4)の間の移動の際に、前記選択レバー(2)の動きを、前記シフトロック(5)を有効または無効にすべく前記ロック部材(110)の動きへと変換する摺動ブロックガイドを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のギヤシフト装置。
請求項13
前記選択レバー(2)を、第1の回転軸(19)を中心にして枢動させることができ、前記摺動ブロックガイドが、前記選択レバー(2)の枢動を前記ロック部材(110)の直線移動へと変換することを特徴とする、請求項12に記載のギヤシフト装置。
請求項14
前記摺動ブロックガイドが、前記変速ゲート(3、4)の方向に前記選択レバー(2)と一緒に移動することができる案内部材(196)の少なくとも1つの基本的に垂直な案内面(120)と、前記案内部材に対して斜めに配置された前記ロック部材(110)の案内面(130)とによって形成されており、前記ロック部材(110)が、前記案内部材(196)の前記案内面(120)において垂直方向に移動可能であるとともに、前記選択レバー(2)の枢動を伝達するピース(140、240)が、前記ロック部材(110)の前記斜めの案内面(130)に係合することを特徴とする、請求項12または13に記載のギヤシフト装置。
請求項15
前記伝達ピース(140、240)が、前記ロック部材(110)の前記斜めの案内面(130)に実質的に一致し、好ましくは外向きに膨らんでいる反対向きの表面部分(150)を呈していることを特徴とする、請求項14に記載のギヤシフト装置。
請求項16
前記伝達ピース(140)が、前記選択レバー(2)に堅固に接続され、好ましくは前記選択レバー(2)に成型されていることを特徴とする、請求項14または15に記載のギヤシフト装置。
請求項17
前記伝達ピース(240)が、当該ギヤシフト装置(200)のハウジングの部位(250)に対して水平方向に移動可能であることを特徴とする、請求項14または15に記載のギヤシフト装置。
請求項18
前記案内部材(196)が、垂直な少なくとも2つの案内面(120)を呈しており、前記案内面(120)の間を前記ロック部材(110)が垂直方向に移動可能であることを特徴とする、請求項14〜17のいずれか一項に記載のギヤシフト装置。
請求項19
前記ロック部材(110)が、前記選択レバー(2)を垂直な出発位置(160)に対して左方および右方に枢動させる目的を有している2つの斜めの案内面(130、130’)を呈しており、前記2つの斜めの案内面(130、130’)が、前記ロック部材(110)の中心軸(170)に関して互いに鏡像対称となるように配置されていることを特徴とする、請求項14〜18のいずれか一項に記載のギヤシフト装置。
請求項20
前記伝達ピース(140、240)が、前記ロック部材(110)の斜めの案内面(130、130’)に対応する2つの反対向きの表面部分(150、150’)を呈しており、前記2つの表面部分(150、150’)が、前記伝達ピース(140、240)の中心軸(180)に関して互いに鏡像対称となるように配置されていることを特徴とする、請求項19に記載のギヤシフト装置。
請求項21
接続部材(20)が、前記選択レバー(2)の引っ張り機構(24)に接続され、前記ロック部材(110)を持ち上げる目的を有しており、前記ロック部材(110)の開口、通路、凹部、またはそのような素材除去部(190)へと延びていることを特徴とする、請求項5、14〜21のいずれか一項に記載のギヤシフト装置。
請求項22
前記素材除去部(190)が、前記接続部材(20)と積極的に接触する壁の部位(192)、および前記選択レバー(2)が前記1つの変速ゲート(3)から前記他方の変速ゲート(4)への枢動を実行するときに前記接続部材(20)が移動する出口領域(194)の、両方を呈していることを特徴とする、請求項21に記載のギヤシフト装置。
請求項23
前記少なくとも1つのシフトロック(5)が、前記ハウジングに剛に取り付けられており、好ましくは当該ギヤシフト装置(1、100、200)の前記ハウジング(13)の内向きに突き出している突起(27)のストッパ面(26)によって形成されていることを特徴とする、請求項1〜22のいずれか一項に記載のギヤシフト装置。
請求項24
少なくとも1つの変速ゲート(3)に割り当てられた複数のシフトロック(5、6、7)を特徴とする、請求項1〜23のいずれか一項に記載のギヤシフト装置。
請求項25
前記シフトロック(5、6、7)と相互作用する前記変速ゲート(3)が、種々の自動変速可能なギヤシフト位置(P、R、N、D、S)を呈していることを特徴とする、請求項1〜24のいずれか一項に記載のギヤシフト装置。
請求項26
個々の手動変速可能なギヤを、少なくとも1つの別の変速ゲート(4)において選択することができることを特徴とする、請求項1〜25のいずれか一項に記載のギヤシフト装置。
請求項27
前記選択レバー(2)を、前記変速ゲート(3、4)の方向の移動のために第2の回転軸(18)を中心にして枢動させることができることを特徴とする、請求項1〜26のいずれか一項に記載のギヤシフト装置。
請求項28
自動車用として意図された変速機、特に自動変速機であって、請求項1〜27のいずれか一項に記載の少なくとも1つのギヤシフト装置(1、100、200)を備えている変速機。
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